予約システムを開発するメリットとは?費用相場や外注先の選び方まで解説
さまざまな業界で予約システムが導入されていますが、導入を検討するにあたって、自社に合ったシステムの選び方を把握しておくことが重要です。そこで本記事では、予約システムの概要、導入のメリット、開発方法、費用、外注先の選び方について解説します。
予約システムとは
予約システムとは、インターネット上で企業、店舗が予約の受付や管理などを一元管理できるシステムのことです。これまで予約管理というと、電話やメール、企業のホームページなどで予約を受け付け、手動で管理するという方法が一般的でした。しかしそのような方法は手間がかかり効率も悪く、ダブルブッキングやスタッフの負担増などが問題とされていました。しかし、予約システムを導入すれば、予約の受付管理に関わる業務のほとんどがインターネット上で完結するため、予約受付ミスやスタッフの負担が大幅に軽減されます。
スタッフが予約の電話に対応する必要がなく、利用者も24時間いつでも予約が可能な点もメリットです。そのため、近年は予約システムが美容院や飲食店など、さまざまな業種で導入されています。
予約システムを導入するメリット
ここでは、予約システムの運営側と利用者側のそれぞれのメリットを見ていきましょう。
予約システムを導入する運営側のメリット
予約管理のミスをなくし、業務を効率化できる
予約システムを導入すると、まず予約管理のミスをなくせることが大きなメリットです。電話で予約を受け付ける場合には、情報入力を手作業で行う必要があり、ダブルブッキングが起きてしまうこともあります。予約の受付対応や情報管理は負担が大きくかかる業務です。予約状況を絶えずチェックし、情報を更新し、ときには業務を中断して予約対応することもあります。
予約システムの導入により、システムが予約の受付対応や予約の情報管理を行うため、システムによっては、予約の確認やリマインドのためのメールの自動送信も可能です。このように予約業務の負担が少なくなることで、業務を効率化し、さらに他の業務を行うことができるのもメリットです。
顧客情報システム(CRM)と連携でき、今後のマーケティング活動に役立つデータを蓄積できる
予約管理システムは、多くの企業が導入を進めているCRM(顧客情報システム)と連携できるため、予約時の情報をデータベース化することが可能です。そのため今後のマーケティング戦略に役立つ貴重なデータを集積することができます。
情報を集積するだけでなく、分析機能を備えた予約システムもあります。蓄積された顧客データを分析することで、サービスを利用する年代層、性別、地域、予約メニュー、来店頻度などからターゲットを知ることができ、プロモーションを行うことが可能です。またコアターゲットへ向けた新メニューを開発するなど、アイデア次第で今後のマーケティング活動に大いに役立つツールとなるでしょう。
予約システムを導入する利用者側のメリット
いつでも予約ができる
予約システムの導入は、運営側だけでなく利用者側にとってもメリットがあります。予約システムを利用するネット予約であれば、スマホやパソコンから24時間好きな時間にいつでも予約できます。電話をかける必要もなく、店舗まで行く必要もありません。祝日休日でも、早朝でも深夜でも、時間や曜日に関係なく、簡単に予約が可能です。店舗の営業時間を気にせずに、都合の良いタイミングで手軽に予約できるのは魅力です。1度予約したことがある顧客ならば、前回のデータがシステムに記憶されているため、個人情報を入力する手間を省けるのも便利な点です。
予約の空き状況を素早く確認できる
レストランやホテル、美容院の予約など、予約システムを利用する機会はいろいろあります。そのようなときに、利用したい施設のホームページに掲載されている予約カレンダーを確認すれば、予約の空き状況がすぐに把握できるのもメリットです。店舗に電話をかけて予約が埋まっていない日を確認するとなると、店舗スタッフの対応にもよりますが、どうしてもチェックしてもらうのに時間がかかってしまいます。予約システムならネット上のカレンダーを見れば予約の空き状況がひと目でわかるでしょう。利用者は予約システムにより予定がたてやすくなり、店舗の予約率のアップに貢献することにもなり、双方にとってメリットといえます。
予約システムを開発する方法
予約システムの開発といっても、いくつかの方法があります。代表的な方法は、以下の3通りです。
- システムやツールの導入
- WordPressの利用
- 自社で一から開発
それぞれの開発方法について解説します。
システムやツールを導入する場合
予約システムの開発は、クラウドツールやソフトを活用する方法が多くなっています。クラウドとは、インターネット経由でシステムやサービスをレンタルすることです。オンライン上で手軽に利用できることが最大のメリットといえます。有償タイプの他、無償で使える予約システムもあり、自社のニーズに合わせて選べるのもポイントです。予約システムそのものが利用可能なサービスの他に、システムのパーツや骨子などをレンタルし、自社でカスタマイズするという方法も選択できます。
クラウド型のシステムやツールを利用するメリットは、自社で一から開発するわけではないため、費用や開発に要する期間を抑えられることや、提供する事業者側がシステム管理のサービスを担うという点です。そのため、プログラミングなどの知識がない初心者でも開発することが可能です。ただし、カスタマイズ面でいえば自社に必要な機能がなかったり、無償プランの場合は予約数に上限があったりなど、ある程度の制約があることは認識しておきましょう。
また、一般的には予約システムには決済機能や顧客管理機能がついているので、予約業務を効率化させるだけでなく、その他さまざまな業務負担を減らせることもメリットです。
WordPressを使う場合
WordPressは、世界中で普及しているオープンソースソフトウェアです。世界のWEBサイトのうち約30%がWordPressによって作成されているともいわれています。
ソースが公開されているオープンソースであるため、ライセンス料は一切かからず、費用を安く抑えられるのはメリットです。またWordPressには何万種類ものプラグインが用意されていますので、かなり自由にデザインや機能設計ができるのも特徴です。
プラグインとは、拡張機能とも呼ばれている、機能を付加する外部プログラムのことです。WordPressで作成したウェブサイトにプラグインを入れると、予約システムをサイト内に設置できます。
WordPressはアップデートも行われているので、新しいプラグインも次々に登場しており、多くのプラグインは無料で利用可能です。注意点としては、プラグインごとに特徴が異なるため、自社の商品やサービスに合ったプラグインを選ぶことが大切です。ただし、プログラマーなどプログラミングができる人に依頼することで機能をカスタマイズできます。
自社で開発する場合
自社で規格、素材、機能のすべてを一から開発する方法もあります。既存のパーツやコードを使わずにゼロから新しいシステムを開発する方法で、フルスクラッチと呼ばれています。
開発をすべて自社で行うため、独自性が出しやすく、自社の求める要件を満たしやすいことが特徴です。事実上、制約を受けずに開発を自由に行えるのが、フルスクラッチの最大のメリットといえるでしょう。
しかし、他の2つの方法と比べると、コストと手間が一番かかる可能性があります。予約システムを自作するには、HTML・CSSによるコーディング、PHP・Javaなどのプログラミングの知識が必須です。プログラミングやWEB制作について知識がある人ならば、作成することはできるでしょう。しかし、実際には大変な作業であり、時間がかなりかかってしまうケースは少なくありません。完成できたとしても、いざ使い始めてみるとエラーが発生するなど、お客様に迷惑をかけるといったことはよくあるパターンです。
自社開発は理想の予約システムが構築できる可能性がある一方、コストや開発時間が最もかかる方法です。開発した後の運用・メンテナンスも自社で対応する必要があります。
関連リンク:システム開発とは?開発工程と手法ごとのメリット・注意点、外注先の選び方まで紹介!
予約システムに搭載するべき機能
予約システムの開発に際し、システムに搭載しておくべき機能について確認しておきましょう。
①予約申込・キャンセル機能
予約システムのベースとなる、ユーザーが予約枠を作成する機能です。カレンダーと連動していて、時間、日付、席数などの変更にも対応できます。予約枠の設定機能では、入力項目やプランの金額なども設定でき、サービス内容に応じたカスタマイズに対応可能です。
予約申込・キャンセル機能では、ユーザーが見たときに分かりやすいように、デザインや入力項目を工夫すると良いでしょう。予約の形態によってはユーザーインタフェース(UI)を変えることが望ましい場合があります。
また時間単位で予約するのか、日付単位で予約するのかという点も考慮に入れることが必要です。毎週同じ曜日の同じ時間帯に予約を入れるといったように、何度も同じ操作をしなくてもよい仕様も考えておくと、ユーザーにとってより使いやすくなるでしょう。
②予約管理機能
運営側にとって、予約管理機能はぜひ設置したい機能です。各時間帯の予約人数や予約した人の情報などが把握できるデータベース開発は必須です。
予約管理機能では、システム上で予約情報を一元管理できます。顧客の来店時間や空き時間などは管理画面を見れば、ひと目でわかるため、予約業務の効率化が可能です。システムによりますが、複数店舗の予約管理もできる機能では、管理者が全店舗の予約状況をチェックできます。
予約日が近くなってきたら、予約者にリマインドメールを自動送信する機能も設置すると便利です。手動でのメール送信では、二重送信や送信漏れなどのミスも起きやすくなります。管理タスクを自動で行えるかどうかについても検討しましょう。
③他システムとの連携機能
予約管理機能だけのシステムに、他システムを連携させることも可能です。例えば、SNSと連携させることで、SNS上から予約ができるためより便利になります。その他の連携機能として、Googleカレンダーからの予約機能はユーザーにとって予約しやすくなるため、集客率のアップにつながるでしょう。
管理側にとっては、自社のデータベースに顧客データを連携することで、ユーザーからの問い合わせにより対応しやすくなります。
この予約システムと他システムとの連携はAPI連携により可能です。APIは、ソフトウェアやプログラムをつなぐ接点です。APIにより外部システムと連携すれば、機能の拡張やデータのやり取りができるメリットがあります。
予約システム開発の費用相場
予約システム開発の費用相場は、内訳や開発手法によって変動します。
一から構築するフルスクラッチ開発の場合は、自由度の高い、独自のシステムを開発できますが、その分費用は高額になります。できる限り機能を抑える場合は数十万円程度ですが、旅行サイト系の予約システムなどのようにさまざまな機能を盛り込んだ場合は費用がかなり膨らむこともあります。
ベーシックな予約システムは500万円以内、より高度なシステムの場合は1,000万円以上かかると考えるといいでしょう。同じシステム開発でも、手掛ける人材のスキルによって費用は大きく変わります。
なお、クラウドサービスなどのASPやパッケージシステムを利用する場合は、リーズナブルな月額費用で利用できるシステムもあります。
予約システムの開発費用の内訳
開発を自社で行う場合にかかる費用の内訳を知り、どのような項目でコストがかかるのかを理解しておきましょう。
①人件費
システム開発費用で最もコストが高いのが人件費です。プロジェクトによっては、人件費が費用の8割とも言われています。開発に必要な人材は、主に以下の役職です。
- プロダクトマネージャー・・・開発全体のスケジュール管理を行う
- システムエンジニア・・・システム設計を担う
- プログラマーやエンジニア・・・コーディングを行う
エンジニアでは、開発後のシステムを安定的に運用するために、サーバサイド全般を取り扱うバックエンドエンジニアも不可欠です。
このように、多くの人が開発に関わるため、人件費が高くなります。そして、システムの規模が大きくかつ高度な技術を要するものであればあるほど、開発人数が増え人件費が高騰してくるのです。
②設備費
もう一つは設備にかかる費用です。設備費には2通りあります。まず、設備への投資費用です。具体的には、サーバー代やツールの費用などが該当します。システムを動かすためのサーバーや必要なツールなしでは、予約システムは稼働できないため、必要不可欠になる費用です。
次は、環境設備費用です。具体的には、パソコン、ネットワーク通信費、光熱費、スペース代などが該当します。自社で開発する場合には、環境設備としての予算を算出する必要があるので注意しましょう。
予約システム開発の費用は開発方法によって変動する
予約システムの開発費用は、開発手法によって変動します。ツールを利用する場合は安く、初期費用と月額費用を合わせて10万円以内に抑えられます。オープンソースのソフトウェアを利用する場合も同様です。
一方、自社で開発するスクラッチの場合は、数百万円かかることもあり、大規模な開発になると1000万円以上と高額になる傾向があります。開発費用は、システムやツールの導入、WordPressの利用、独自開発などの手法に大きく関わってくるのです。
予約システムの開発費用を見積もるポイント
システム開発は、要望通りのシステムを適正な価格で提供してもらえるか、見積もりを取ることが重要です。開発費用を見積もる方法はいくつかありますが、一般的には「FP法」と「工数試算係数」がよく使われています。
FP法
FP法の”FP”は、Function Point(ファンクション・ポイント)の略で、ソフトウェアの機能規模を計測する手法の一つです。開発する機能ごとにFP(ファンクションポイント)を付け、ポイント分の費用を見積もるもので、主にシステム開発を外注するときに使用されます。
ポイントは難易度に応じて付けられるため、例えば、開発が難しい機能には15ポイント、開発が比較的簡単な機能には5ポイントを設定し、その合計ポイントが請求されるわけです。1ポイントのレートや、ポイントを付ける基準については、開発会社に確認する必要があります。
工数試算係数
システム開発における「工数」とは、「一定の作業を完了させるのに必要な人数と時間」を指します。見積もりの根拠となる数字です。工数の計算式は、「作業単価×作業時間」です。開発人数と1人あたりの単価で算出した作業単価を作業時間に掛け合わせます。
工数見積もりの手法には、過去の事例で予測する「トップダウン」、完成品や作業量を想定し、必要な工数から算出する「ボトムアップ」などの方法がありますので、自社の開発に適した方法を選びましょう。
関連リンク:システム開発の見積もり手法と費用の内訳、チェックするときのポイントまで解説!
予約システムを開発する外注先の選び方
予約システム開発を外注する際に大切なのは、どんな開発会社に依頼するかということです。ここでは外注先の選び方をお伝えします。
自社の業界や戦略に理解がある会社を選ぶ
予約システム開発の外注先を選定する際には、自社が属する業界や業種への理解、自社の戦略や方向性に理解があることが不可欠です。
予約システムの開発では、業種によってシステムの仕様を大幅に変える必要があるため、この点についての理解が足りないと希望通りにならず、使いにくいシステムに仕上がる可能性があります。
また、担当者が自社のプロジェクトに興味を示し、熱意を持って対応してくれるか、しっかりこちらの要望をヒアリングしてくれるかについても見極めると良いでしょう。
自社に合った得意分野を持つ会社を選ぶ
多数のシステム開発会社があるように、その企業ごとに特色があり、得意とする分野も異なります。そこで、どの業界への強みがあるかを確認し、自社のプロジェクトに合った得意分野を持っている会社を選ぶようにしましょう。
得意分野とは、たとえば金融系や医療系など、特定の業界のシステム開発に強いことや、アジャイル型開発が得意といった強みなどを指します。
得意分野を把握しないまま開発を依頼すると、「完成品が希望どおりではなかった」というような失敗も考えられます。
詳細まで見積もりを記載してもらえる会社を選ぶ
見積もりは可能な限り詳細に記載してもらいましょう。「想定よりも費用がかかってしまった」というトラブルは珍しいことではありません。特に「一式」と記載されている項目は要注意です。発注側と受注側の認識のずれが生じやすく、本来払わなくてもよい費用が「一式」の中に入っているケースもあります。
そのため、見積もりを確認するときは、要求した機能がきちんと正しく含まれているか、不正がないかをチェックすることが重要です。また、見積もりの内容について質問したときに、丁寧に答えてくれる会社を選ぶようにしましょう。
予約システムの開発実績のある会社を選ぶ
予約システムの開発実績があるかどうかをチェックすることも重要です。実績や経験が豊富な開発会社であれば、自社の事業や業界などの理解が正しくかつ早いため、こちらの開発の意図を汲み取ってくれるでしょう。
ただし、実績のある・なしが重要なポイントではなく、大切なのは実績の中身です。「自社が開発したいシステムに近い事例はあるか」「何にこだわり、どのように成功につなげたのか」というように、中身に注目しましょう。
関連リンク:システム開発を依頼する際の流れと事業者の選び方について解説 | ハイブリッドテクノロジーズ
ハイブリッドテクノロジーズの提供サービス
ハイブリッドテクノロジーズでは、ビジネスデザイン、UIUXデザイン、設計、実装、テスト、リリース、運用、保守まで一気通貫してサービスを提供しております。500名以上の経験豊富なエンジニアにより、迅速かつ高品質なシステム開発が可能です。 アジャイル開発、ウォーターウォール開発、ハイブリッド開発と言った様々な開発手法に対応しており、契約形態に関しましてもラボ型契約と受託型契約の2つから選択いただけます。お客様の状況や開発内容に応じて、開発手法と契約形態を柔軟にご指定いただけますが、それぞれの開発手法、契約形態の特徴の親和性から、アジャイル開発ではラボ型契約が、ウォーターウォール開発とハイブリッド開発では受託型契約を選択されるクライアント様が多数を占めます。
ラボ型開発について: ラボ型開発 サービス
受託型開発について: 受託開発 サービス
ハイブリッドテクノロジーズが選ばれる理由
弊社ではクライアント企業様及びエンドユーザー様の声を聞き、UIUXを意識したビジネスデザインを行なっております。 テーマを決めて分析し、仮説を立ててビジネスデザインを行い、プロトタイピング、検証、フィードバックを受け、再度分析から始める。 この一連の流れを、アジャイルスクラム開発に精通した500名以上のエンジニアが高速で回していくことにより、最速でより良いものを実現していきます。 ハイブリッドテクノロジーズには市場の声を現実にするための仕組みとメンバーが揃っています。
システム開発の成功事例
システム開発での成功事例をご紹介します。
見守りサービス (株式会社otta)
サービス内容
位置情報履歴を、無料スマホアプリやメールを通じて保護者様に伝えるサービス
サービス上の課題/目指したいサービス
課題
共働き世帯や高齢者の増加など、社会構造の変化により、子どもや高齢者の見守りへのニーズが急速に高まっている。一方で、見守る方々の高齢化や地域コミュニティの変化により担い手は減少方向にあり、この需給ギャップを埋めるには、見守りの仕組みの生産性を大幅に向上させなければならない。
目指したいサービス
IoTを活用した見守りサービスのパイオニア企業として、見守り活動の生産性の飛躍的な向上に貢献するとともに、従来のサービスでは困難であった、多くの方々にご利用いただける料金体系を目指すこと。
クライアントの課題/要望
・追加開発体制のリソースが不足している
・既存ベンダーの開発チームと組み合わせながら、チームを構築したい
・事業状況に応じて柔軟にリソースを調整したい
当社を選択していただいた理由
キャピタル案件であり、HTからの投資次第で開発も頼みたいという理由から
当社ご提案内容
業界ラボ型(ストック)開発+保守にて提案
toB向け見守り管理システム開発
・今後の基盤変更も意識しながら登園バス管理システムの管理画面を作成し、サービス展開をしていきたい
・今後の開発体制構築も視野に入れつつまずはスモールに体制を構築しつつ今後の足掛かりとしたい
リソース活用し柔軟に対応できることと、javaを中心に進めていたが、よりモダンな言語を基盤に開発を進めたいという要望に対し、得意分野であった。
学習履歴データの可視化システム(放送大学学園)
サービス内容
学習履歴データ可視化システムの開発
サービス上の課題/目指したいサービス
課題
オンライン授業システムのデータベースには多量の学習履歴データが蓄積されており、このデータを学内の担当者が活用できるよう整備し、学生指導のためのヒントとして、あるいは学生に受講を促すための情報源として活用したいという意向があった。
目指したいサービス
・学外に開示する「サービス」ではなく、学内担当者用の「ツール」であること
・コマンドラインで操作可能なツールであること
・追加機能の実装をできるようにすること
クライアントの課題/要望
・社内で開発体制を保持していないこと
・金額をミニマムに抑えながら安定的な運用を実現したい
当社を選択していただいた理由
充分に仕様を満たす提案内容と他社と比較して最も安価な金額で入札提示したため。
当社ご提案内容
学習履歴データベースとBIツールの開発
オンライン授業システムのデータベースに蓄積された学習履歴データを活用するにあたって、実運用されているDBの処理とバッティングしないように、MongoDBに格納する処理にて開発を進めました。またMongoDBにデータを格納する際、他データとの連携も考慮し、汎用的なExperienceAPIに準拠したデータ形式を採用しました。
個人情報の扱いにおいては、開発人員含め、学生の個人情報の漏洩を防ぐため、学生の識別子を匿名化しての実装を実施しました。
DocIT (株式会社ドキットメディカルサービス)
サービス内容
働き口を探す医療従事者と、働き手を求める病院をつなぐマッチングプラットフォーム
サービス上の課題/目指したいサービス
課題
高額な紹介料がネックとなりスポットで人が必要な際に苦心をする病院の課題解決
目指したいサービス
休日や長期出張の空き時間を有効活用したい医師と、長期連休などで一時的に人手が必要となる病院をマッチングすることで医師の働き方の多様化を実現するサービス
クライアントの課題/要望
・サービス構想はあるが、実現させる開発パートナーが必要
・上流工程からの開発サポートが必要
当社を選択していただいた理由
開発にあたってサービス設計から本開発まで、一緒に伴走し考えながら開発してくれるパートナーとして安心感を感じて頂き、当社を選ばれました。
当社ご提案内容
ラボ型(ストック)開発にて提案
1.医療求人の性質を鑑みた機能提案、システム設計・開発
本サービスでは失敗の許されない医療系求人を取り扱うため、求人マッチングをする前に信頼のできる医師・病院であることを確認できることが重要となります。 そこで、実際に求人マッチングした医師・病院による相互レビュー機能を実装することで、信憑性の高いレビュー情報を蓄積することを提案・実現しました。 また、求人マッチング前に病院担当者と直接チャット出来る機能も実装することでレビューでは分からない定性的な情報確認も可能としました。 アジャイルスクラム手法の開発を取り入れることにより、システム開発の進捗報告を実際に動くシステム画面をお見せしながらデモンストレーション形式で毎週行いました。
2.定期的なスプリントを繰り返し、顧客と一緒に品質を高めるプロセスにて進行
実際に動くシステムを毎週見ていただくことで、開発進捗についての安心感やお客様も気がついていなかった新たな改善点がを発見でき、それを修正して再度デモンストレーションを行いました。この一連の流れを回すことで、お客様の求めるものを高い品質でご提供しました。
3.デザインを用いた視覚的なアウトプットで、具体的なシステムイメージを共有
Webサービス開発に初めて挑戦するお客様のため、お客様が思い描くビジネスを実現するためのシステムイメージを具体化していくデザインサポートも担当。求人情報サービスという特性上、さまざまな情報要素が混在する中で、目に見える形でデザインを整理・提案し、お客様からのフィードバックを受け、再提案を繰り返すことで、よりユーザーにとっての最適なWebサービスのための設計・提案・実現を行いました。
THINK, Reviewers (株式会社スパイス ボックス)
サービス内容
独自の「ソーシャルリスニング」手法をもって、企業と生活者の 間に生きたコミュニケーションを構築するサービス
サービス上の課題/目指したいサービス
課題
インフルエンサーの評価指標としてフォロワー数とエンゲージメント数が重要視されているケースが多いが、商品販売施策においては保存数が重視される。保存数を把握した上でインフルエンサーと企業のマッチングを行うプラットフォームが存在していなかったため、新たなサービスとしてスピード感を持ってサービス開発を行いたい。
目指したいサービス
・サービス名「THINK」:Twitter調査における既存システムの安定的かつ継続的な運用を維持しつつ、インフラコストを削減すること。
・サービス名「Reviewers」:インフルエンサーマーケティングで投稿保存数という指標を重要視するインフルエンサーマッチングプラットフォームの新規立ち上げをすること。
クライアントの課題/要望
・開発が発生した際に、都度RubyonRailsの対応人員を増やすのが難しい
・インフラ周りに強いメンバーがいない
・金額をミニマムに抑えながら安定的な運用を実現したい
・追加開発が発生した場合には、知見を維持した状態で取り組める体制がほしい
当社を選択していただいた理由
・開発リソースの柔軟性とインフラなど対応範囲の幅広さが先方ニーズにマッチしていたこと
・定常運用の際にもコストを抑えて対応できること
当社ご提案内容
受託型開発(フロー)にて提案
インフラ知見を持つディレクション人材をアサインメントすることで、インフラ周りの調整や業務対応にスピード感を持って対応できる体制を構築
インフラ/保守/開発を幅広く対応可能、かつ、コストミニマイズなオフショア体制をご提案しました。
ディレクション人材がインフラの知見を持ち、定常作業はベトナム側で行えるようにマニュアル化を行い、コストミニマイズしながらも幅広い知見を活かせる体制提案を行いました。
新規の開発が発生した際に、既存チームの知見を活かしながら適宜開発者を追加して、素早く開発を実行できる体制を実現しました。
まとめ
予約システムは、インターネット上で予約の受付・管理などの業務を行えるシステムです。運営側は、予約業務を効率化でき、利用者側は好きなタイミングで予約できるメリットがあります。
予約システムを開発する方法には、システムやツールの導入、WordPressの利用、自社で一から始めるスクラッチ開発があり、費用は開発方法によって変動します。特ににコストがかかるのは人件費と設備費です。
自社に開発リソースがなく外注する際には、自社に合った得意分野、実績のある開発会社を選びましょう。