アプリ開発の企画書 成果を出すためのポイントや注意点などを徹底解説
アプリ開発を成功させるには企画書の内容が重要です。しかし、アプリ開発に慣れていないと、企画書の書き方がわからないという方もいるでしょう。そこでアプリ開発の企画書で成果を出すポイントや注意点など詳しく解説しますので、担当者の方はぜひ参考にしてください。
アプリ開発を企画する前に考えるべきこととは
まず、アプリ開発を企画する前に、以下の点を考慮する必要があります。
・ビジネスゴール
・市場環境や競合企業の調査
・規制
それぞれの詳細について解説します。
ユーザーの持つどんな負を解決するのか:ビジネスゴール
アプリ開発をするにあたり、ユーザーのどんな負を解決するのかというアプリ開発の目的を考えることが重要です。アプリが目指すゴールは、ユーザーに目的を達成させることですから、それができないアプリではユーザーから支持されるのは難しいでしょう。すなわち、アプリ開発では、自社のメリットを優先するのではなく、ユーザー側のメリットをまず考えることが重要です。
アプリ開発を検討している場合、ユーザーは課題を抱えていたり、または新しい事業の可能性に期待を抱いていたりしているでしょう。そのため、アプリ開発の企画では、ユーザーのどんな課題を解決するのか、アプリ開発のゴールは何なのかを最初の段階で明確にしておくことが重要なポイントです。明確なゴールを設定することで、逆算して何が必要かを考えることができます。
市場環境や競合企業の調査
アプリ開発を始める前に、市場調査をする必要があります。競合企業のアプリはどのような機能があり、どういったコンテンツなのかを調べることは企画書作りの初めのうちにやっておくべきです。そのうえで、参考にすべき点は自社のアプリに反映するとよいでしょう。なお、調査のポイントは、ユーザーとして競合企業のアプリを使ってみて、メリットとデメリットを挙げていく方法がおすすめです。
なお、効率的に競合分析を行うには、フレームワークを活用すると有効です。競合調査のフレームワークは、PEST分析、SWOT、4P、3Cなどがあります。現状分析や戦略立案などの用途によって、これらのフレームワークを使い分けます。例えば、PEST分析は、政治、経済、社会、技術などの外部環境が自社の環境に及ぼす影響を分析する際に役立ちます。
フレームワークには無料でダウンロードできる書式テンプレートがありますので、利用してみましょう。
規制は問題ないか
アプリ作成をするにあたって、規制を確認する必要があります。以下で法律の確認、コンプライアンスの確認について解説します。
法律の確認
アプリ開発を行ううえで、法律違反になっていないか、法律を確認しなければならない場合もあります。特に注意したい法律は、景品表示法と特定商取引法です。
例えば、課金機能が搭載されているゲームアプリなどがありますが、そのようなゲームアプリの開発にあたって、特定商取引法、景品表示法を確認することが必要です。課金をするとゲームを優位に進めたり、ユーザーにとってレアなアイテムが獲得できたりするため、熱心なユーザーはどんどん課金しますが、課金しても効果が出ないことが大きな問題となったことがありました。それからは、貴重な景品が当たる確率を高くするなど、実際と異なる表示をして、課金を煽るような行為をすることは禁止されています。もし守れない場合は罰せられますので注意しましょう。またユーザー同士がスマホなどで手軽にコミュニケーションができるコミュニケーションアプリの開発に際しては、出会い系サイト規制法の確認が必要です。
参照:
景品表示法(消費者庁)
特定商取引法(消費者庁)
出会い系サイト規制法(警察庁)
自社のコンプライアンスの確認
アプリ開発でよくあるミスの一つが自社のコンプライアンスについての確認漏れです。アプリ開発を行っている部署と連携が取れていても、社内のコンプライアンスに引っかかってしまうと、せっかく開発したアプリが採用されないケースもあります。
開発がある程度進んだ段階で、自社のコンプライアンスに違反していることがわかると、仕様の変更や、開発の中止を余儀なくされることもあり、面倒なことになりかねません。万が一そのような状況になると、開発に費やした時間もお金もすべてが水の泡になり、事業成績にもかなり影響を及ぼすでしょう。自社のコンプライアンスは度々確認するものではないため忘れがちになるかもしれませんが、事前に会社の方針について確認しておくことが重要です。
著作権・ライセンスの確認
アプリに使われているコンテンツに著作権を侵害しているものがないかを必ず確認しましょう。美しいデザインのために、画像や動画を上手く活用することは重要ですが、無断で使用した場合には賠償金を要求されることがあるため要注意です。
たくさんのアプリがある以上、どうしても他の人の発想と似てしまうことがあるかもしれません。特に、人気のアプリの内容を参考にしながら開発を進めていくと、意図せずに、無意識に他の人のアイディアを取り込んでしまうことが起きることがあります。さらに、その中には特許を取っているものが混ざっている可能性もあります。もしその特許を取得しているアイディアを採用してしまうと、トラブルは避けられないでしょう。
類似したアプリだと、実際著作権侵害にあたるのか判断が難しいことがあり、専門家の判断が必要になります。そのため、グレーゾーンにならないように、ひと目に違うことがわかるデザインやコンテンツにすることが重要です。
アプリ開発の企画書を作成する際に決めるべきこととは
アプリ開発の企画書作成にあたり、以下について決めておきましょう。
・ユーザーに提供したい価値
・アプリの内容と開発機能
・予算と収支計画
・開発スケジュール
・開発メンバー
それぞれの詳細について説明します。
アプリ開発によって提供できる価値を決める
アプリ開発の企画書を作成するにあたり、アプリ開発を通して、ユーザーに提供したい価値を明確にすることが重要です。
アプリやWebサービスの企画において、企業側としてのメリットばかりを考えがちになります。しかし、大切なことはユーザーの立場になって「ユーザーの求める価値を開発中のアプリが提供できるか」「ユーザーのニーズを満たせるか」といった部分をしっかり見極めることです。
ターゲットユーザーへの理解が十分でないと、アプリやWebサービスの開発は非常に困難なものになります。開発したアプリを多くの人に使ってもらえるように、アプリの開発や企画を行う前に、ターゲットを明確にしておきましょう。
また、その際にはターゲットユーザーへの理解が重要です。ユーザーの属性、ユーザーが困っていること、ユーザーの置かれている状況、ユーザーの具体的なニーズ、ネット利用状況などを意識するように心がけましょう。
アプリの内容と開発機能を決める
メインコンテンツとしてのアプリの内容と、必要な機能を決める必要があります。アプリの機能は使い勝手が悪かったり、利便性に欠けていたりすると、ダイレクトに評価につながります。また、機能を盛り込み過ぎるとアプリの容量が大きくなり、使いにくくなる可能性があります。
そのため、機能を決める際にはソフトウェアやシステム開発で必須の機能である「機能要件」と、質を高めるための機能である「非機能要件」を分けて決めることが重要です。機能要件を備えることは必須条件ですが、ユーザビリティ、性能、セキュリティなど、ユーザーの満足度向上につながる非機能要件も大切な機能といえます。しかし、非機能要件はコストもよりかかってくるため、バランス良く兼ね備える必要があります。
予算と収支計画を決める
アプリ開発をするにあたって、予算を確保し、収支計画を立てる必要があります。アプリ開発には、10万円以下で開発できるものから数千万円に上るものまであり、こだわるほど費用は膨れ上がります。いくら性能の良いアプリを開発しても、開発費用が膨大になり、赤字になってしまっては、そのビジネスは成功といえません。そのため、収支計画を立てて、企画書に記載しておきましょう。その上で、予算を割り出し、その予算内で進めていきます。なお、収支計画を立てる際には、3〜5年の長期スパンでの目標を立てることが重要です。
開発スケジュールを決める
リリース時期から逆算して、開発のスケジュールを決める必要があります。なお、アプリ開発の形態には、フルスクラッチ型、クラウド型などがあり、それぞれの形態によって開発期間が異なります。
アプリを一から作りあげていくフルスクラッチ型の場合、開発には6ヶ月以上かかることが多いですが、機能や仕様を細かく調整できることがメリットです。クラウド型であれば、既存のモジュールを組み合わせて作るため3ヶ月ほどのケースが多く見られます。このように開発形態によって期間が異なるため、開発形態を確認しておくことも重要です。
開発メンバーを決める
開発メンバーを決める際には、内製化するのか外注するのかという前提から検討するべきです。内製で開発する場合は、まずメンバーを集め、社内のシステムエンジニアなどに開発を依頼します。外注する際には、日本の会社かオフショア会社を選択する選択肢があります。近年は「オフショア開発」といって、海外の開発企業に依頼するケースが増えてきているようです。内製、外注の特徴を把握した上で検討してみましょう。
なお、外注する場合でもアプリの企画は自社で行うことが大切です。その企画書を外注先に持ち込みすることで、実現可能であるか、どのような戦略がよいかなど、より具体的に企画することができます。
アプリの開発を企画する際のポイント・注意点とは
アプリ開発の企画書を作成する際にはポイントがいくつかあります。ここでは、注意点も含めて、その詳細を解説します。ポイントを押さえて、企画書をスムーズに作成しましょう。
段階的なリリースを計画する
搭載したい機能をすべて実装してリリースすることをどこの企業も考えがちです。しかし、準備にあまり時間をかけていると競合に遅れをとることが懸念されます。そのため最近では最低限の機能でリリースする方法が業界の主流となっています。そして、リリース後のユーザーの反応を見ながら、必要に応じてアップデートで対応するケースがほとんどです。このように段階的にリリースを計画することをおすすめします。
アプリの容量を考慮した内容を検討する
アプリの容量に配慮することも重要ポイントです。企画を進めていくと、搭載したい機能が増えていくこともあるかと思います。しかし、搭載する機能が多くなれば、当然アプリの容量も大きくなってきます。端末にインストール後利用するネイティブアプリでは、とくにアプリの容量を考慮する必要があるでしょう。
また、ユーザーは容量が限られているなかで、インストールしたいアプリを選ぶため、アプリの容量があまりに大きければ最初からインストールの選択肢から外される可能性があります。ダウンロードの際に、容量を確保するのもユーザーにとっては煩わしいことです。そのため、必要な機能を盛り込みつつ、データサイズはできる限り小さくすることを意識しましょう。
開発アプリの利用期間を考慮した内容と機能を設計する
ユーザーの視覚に触れる情報(UI)と、ユーザーがサービスから得られる体験(UX)を考えることも必要です。優れた機能が盛り込まれたアプリでも、デザイン性が高くなければユーザーの体験価値は薄れてしまい、すぐに使用されなくなってしまいます。
多くの人に長期間利用されているアプリには共通点があります。それはデザイン性やユーザビリティの高さです。美しいアプリはユーザーの目に入りやすいのがメリットです。機能性だけでなく、見た目や使い勝手の良さも重要といえます。
さまざまな費用がかることを知っておく
アプリ開発にはリリース前の開発費用と、リリース後の運用費用が必要です。以下にその詳細を説明します。また、後述しますが、初期はマーケティングコストや追加開発コストがかかり、収支が厳しい期間が続くためそれを踏まえた計画を立てることが大切です。
アプリ開発を外注するにしても、アプリ開発ではマネタイズプランが鍵です。どんなにアプリが使いやすくても、収益化につながらなければ、ビジネスとしては成立しません。マネタイズの方法は、アプリのジャンルによって変わりますので、しっかりとした計画が必要です。
開発費用
開発費用の大枠は、エンジニアの人件費と開発にかかる期間で決まります。制作を外部の会社へ依頼する場合、システムエンジニア1名あたりの月額単価を把握しておきましょう。エンジニアの技術力に応じて月額単価は高くなります。中級SEの場合は80万〜120万円が相場です。
その他、デザイナーやディレクターなどの人件費もかかります。ただし、開発費用のメインはエンジニアの人件費が占めるため、エンジニアの人数が多く、長期間にわたる場合、開発費用が高くなると認識しておくとよいでしょう。
運用費用
アプリ開発の費用として運用費用もかかります。リリースした後に不具合が起きることや、ユーザーニーズに合わせて新たに機能を追加することもあるでしょう。リリース後に必要となる運用コストの主なものは、サーバーなどのインフラ費用、アプリの不具合対応、App StoreやGoogle Playへの登録申請費用、アプリのアップデートなどです。基本的に、アプリはOSごとに開発するため、例えば同時にiPhoneのアプリとAndroidのアプリをリリースした場合、保守費用がそれぞれにかかるため、運用費は倍増します。
アプリ開発はマネタイズできるようになるまで一定の期間が必要
アプリの成功は、収益にかかっているため、アプリ開発にはマネタイズ(収益化)の観点で計画することが大切です。アプリのマネタイズ方法は、広告、アプリ内課金、有料サービスなどがあります。無料アプリでも、成功している例は少なくありません。しかし、マネタイズできるまでには、広告費や販売促進費、人件費、管理費などのマーケティングコストや追加開発などのコストがかかるため、初期は収支観点で厳しい期間が続くでしょう。
ハイブリッドテクノロジーズの提供サービス
ハイブリッドテクノロジーズは、高い品質管理のもと、アプリケーション開発、システム開発の設計、デザインなどの上流工程から開発、運用、保守に至る全ての工程をトータルでご提供することで、クライアント企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進をサポートいたします。
お客様の要望に合わせて、アジャイル開発やウォーターフォール開発等の開発手法やラボ(ストック)型サービスや受託(フロー)型サービスを柔軟に組み合わせて対応させていただきます。
【アジャイル開発ご希望のお客様】
・アジャイル開発についてはこちら
【ウォーターフォール開発ご希望のお客様】
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【ラボ(ストック)型開発サービスご希望のお客様】
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【受託(フロー)型開発サービスご希望のお客様】
・受託(フロー)型開発サービスについてはこちら
ハイブリッドテクノロジーズが選ばれる理由
01 ビジネス設計〜実装・保守までワンストップで提供できるサービス体制
既存サービスの変革や新規サービスを成功を導くための顧客体験発想による設計からプロジェクトをスタートし、MVP開発を通して顧客のビジネスグロースを一緒に共創していくサービスを提供します。
02 UCS(ユーザー中心設計)によるUI/UXデザイン
実際にそのサービスを使うユーザーを調査、分析しながら、人間中心設計を元にデザインを行なっていきます。
03 スピード感をもった開発体制の構築
要件定義で定めた機能の中から優先度の高い重要なものから、アジャイル・スクラム開発を用いて開発することでサービスインまでの期間を短縮。素早いリリースを実現し、機能の追加などのブラッシュアップを行います。
ベトナムにおける日系No1*1という知名度の高さと20,000人以上*2の候補者リスト*2を元に必要な人員リソースの確保が可能なため、スピード感をもった開発の実行が可能です。
04 累計290社の顧客のプロダクト開発実績
当社が創業以来、豊富なシステム開発・アプリ制作の実績があり、それらを通じて蓄積した知見やノウハウを持ち合わせています。企画段階から要件定義・デザイン・開発まで担当し、プロジェクトを成功に導きます。
05 低コストかつ自由度の高い開発
フルスクラッチ開発とパッケージ開発のいいところどりを実現。 フルスクラッチ開発だとコストが上がる傾向にありますが、当社はベトナムのリソースを活用することでコストを抑えられます。
また、パッケージ開発だと自由度が失われる傾向がありますが、当社はスクラッチ開発で顧客予算に合わせて、スコープを見定めながら、進めることができるので、低コストで自由度の高い開発が実現できます。
06 国際標準規格に則った品質管理体制
情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO9001」、「ISMS(ISO/IEC270001)」、ソフトウェア・テストの国際規「ISTQB Platinum Partner」の認証を取得しており、国際標準規格に則った品質管理体制を提供しています。
- 株式会社マイナビが運営するベトナムITエンジニア専門の求人サイトITviecは、給与・教育・マネージメント・企業文化・オフィス環境の観点から、Best Companyを選定。Hbrid technologies Vietnam Co., Ltdは、2019年と2020年に、日系企業で最高位に選出されました。
- 過去の当社へ応募頂いた開発候補者のリストです。応募のタイミングでリクルートシステムに登録し、常にそのリストから候補者へのリサーチできる体制を持っています。
システム開発の成功事例
システム開発での成功事例をご紹介します。
外国人の方の利用に特化した就職・進学ポータルサイト(株式会社GIG)
サービス内容
外国人の方の利用に特化した就職・進学ポータルサイト
サービス上の課題/目指したいサービス
課題
今まで運用していたサイトが古く、メンテナンスが困難な状況だったことに加え、手作業で行っている部分が多くあるという背景からフルリニューアルで刷新することが課題であった。
目指したいサービス
今回開発する外国人向け就職・進学ポータルサイトにより、管理側および利用ユーザーにおいて以下の価値の提供を可能にすること。
・管理側は、アカウント情報の管理をシステム化し業務効率化を図ることができること。
・利用ユーザーは、多言語に対応した的確な情報をもとに就職・進学の手厚いサポートが受けられること。
クライアントの課題/要望
・開発部分のリソースが不足している
・予算やスケジュールに柔軟に対応していきたい
当社を選択していただいた理由
当社の幅広いリソースとスピード感を持った開発体制を評価いただいたこと
当社ご提案内容
外国人向け就職・進学ポータルサイトの開発
デザインや設計といった上流部分は、GIG社を中心に担当し、実装フェーズに移った際、円滑なスタートができるよう要件定義フェーズの一部において、日本人PMをアサインし、サポートしました。
実装フェーズではGIG社のライブラリを活用しつつ、ベトナムBrSEを中心にバックエンド、フロントエンドの開発を行いました。
まぐまぐ!リーダーアプリ (株式会社まぐまぐ)
https://www.mag2.com/app/reader/
サービス内容
まぐまぐ!で登録したメルマガコンテンツとまぐまぐ社が運営するメディアを手軽かつシームレスに閲覧できるスマートフォンアプリ「まぐまぐリーダー」
サービス上の課題/目指したいサービス
課題
メルマガはメールのみ、メディアもそれぞれ独自のWebを持っているためユーザービリティが良くない点
目指したいサービス
まぐまぐ!で登録したメルマガコンテンツとまぐまぐ社が提供する4つのニュースメディアを横断して手軽かつシームレスに閲覧できるサービス
クライアントの課題/要望
・新規アプリ開発リソースの不足
当社を選択していただいた理由
内製での開発リソースを保持されていないことと、当社の幅広いリソースとスピード感を持った開発体制が、まぐまぐ様の開発ニーズに合致したため、当社を選ばれました。
当社ご提案内容
ラボ型(ストック)開発+保守にて提案
1.メルマガやニュースメディアといった多様なユースケースに、細やかに対応する開発体制
メールマガジン配信プラットフォーム事業の理解と学習から始まり、要件定義・設計・開発までをアジャイルスクラム開発で担当し、1週間ごとにクライアント様と成果物のレビュー会を行うことで、フィードバックを早いサイクルで受けることで、ユーザーの期待を超える価値体験を追求いたしました。 記事を読むという観点ではニュースサイトなどのメディアに分類されるサービスではありますが、既存の媒体がメールであるためにユースケースには多様性がありました。
2.毎日読む情報収集アプリとしてのファインダビリティとユーザービリティを考慮したUX・UI設計
メールアプリで閲覧するものだったメルマガをスマートフォンアプリで軽快に閲覧できる機能と、まぐまぐ社が提供する4つのニュースメディアを横断して閲覧できる機能を両立しつつ、スムーズに情報収集を行えるUX・UI設計を行いました。メインペルソナである多忙なサラリーマンの方の情報収集アプリとして、短時間での閲覧でも読みやすい視認性や可読性を重視した白基調の配色とタイポグラフィの設定を行い、ボタン類のアクション要素は見落とされない配色設計や、押しやすいサイズ設計、リアルタイムデータベースを使用した同期的な処理、まとめ読みや読み返しが快適にできるようにローカルデータベースを使用したオフラインファーストな設計をすることで既存サービスのユーザー体験をスマートフォンアプリでも損なわないように配慮しました。
Fimple Credit (H.I.F.株式会社)
https://www.hifcorp.co.jp/fimple-credit/
サービス内容
与信における企業信頼度を可視化するWEBサービス
サービス上の課題/目指したいサービス
課題
難解な債権回収リスクの与信判断を、AIを活用して効率化・高精度化できるかという点
目指したいサービス
H.I.F社が独自に収集したデータを元に各企業の与信における信頼度をスコア化し、Web上で手軽に検索・確認することを可能にするサービスを目指しました。
クライアントの課題/要望
・開発リソースの不足
当社を選択していただいた理由
別案件での提案の際のデザイン案が非常に良かったことがあり、短納期の中でも充分に任せられるスピードとクオリティと判断頂き、当社を選ばれました。
当社ご提案内容
ラボ型(ストック)開発にて提案
密なコミニケーションで最適な上流設計を提案
デザイン作成と合わせて画面遷移図と、各画面の要件定義資料の作成を実施。開発フェーズを担当するベンダーへの詳細説明まで弊社が行うことでお客様のシステム開発全体が滞りなく進むよう配慮いたしました。 また短納期ということもあり、お客様からフィードバックをいただく機会を通常以上に密に設けました。早い段階での問題発見・方向修正を心がけ、最適なユーザー体験をクライアント企業様と一緒に、練り上げることができました。
Web 相談予約システムの新規構築(大手物流会社)
サービス内容
窓口相談を事前に予約できるWebアプリ
窓口での相談日時を利用者が事前に予約できるようにし、企業と顧客双方にとって利便性を向上するWebアプリの開発案件です。
サービス上の課題/目指したいサービス
課題
利用者からの問い合わせは、常に窓口で対応している背景があり、
窓口で順に受け付けていたが、待ち時間が長く、顧客から不満の声が上がっていた。
目指したいサービス
・顧客の利便性(満足度)を向上すること。
・システム導入の周知により金融相談業務の認知度を向上させること
・システム導入による効率的な要員配置を目的として、顧客がWeb 上で事前に金融商品に関する相談日時を予約できるシステムを新たに構築すること
クライアントの課題/要望
・社内で開発体制を保持していないこと
・Salesforceを業務の基幹システムとして利用されているため、Saleforceでの機能開発が必須
・金額をミニマムに抑えながら安定的な運用を実現したい
当社を選択していただいた理由
・日本国内での開発より大きな価格メリットがあったこと
当社ご提案内容
受託型開発(フロー)にて提案
1.Salesforceを活用し、ミニマムコストでスピード感を持った機能開発
Salesforceを活用することで0からインフラを構築せずに素早く開発環境を作成することが出来ます。Salesforceの標準機能を基に必要な機能をカスタマイズして開発することで、スピーディな開発〜実装を可能としました。
2.プログラム実装前にプロトタイプ作成し、スピードを保ちつつ認識ギャップを防止
プログラム実装前にプロトタイプを作成することで、リリースというゴールまでスピード感を保ち、的確にコミュニケーションをおこないながら、認識ずれが生じないよう努めました。
3.Salesforce準拠のセキュリティ基準を担保
開発と合わせ、Salesforce準拠のテストコードを作成し、テストを実施することで、リリース後の不具合が発生しにくく、運用保守コストも抑えることができます。またすでにクライアント様が使用されているSalesforceの機能拡張のため、セキュリティー面は今までと同様のものが担保されます。安心感を持ってシステムをご使用いただき、クライアント様、エンドユーザー様双方からご好評いただいています。
その他のアプリ開発事例
ハイブリッドテクノロジーズでは、その他にもモバイルアプリや業務用アプリケーションまで、多種多様な290社以上の制作実績がございます。
アプリ開発をご検討の方はぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
アプリ開発を外注すれば、多くの時間や人員を自社で割くことなく、安心してプロに作業を任せられます。外注する前には、開発予定のアプリについて自社で一度考えておくことが有効です。
・なぜアプリを作るのか
・作ることでどんなメリットがあるのか
・売上アップ、またはコスト削減につながるのか
・どのようなユーザーに、何人によって使用されるのか
上記の点について、一通り考えてみましょう。目的や方向性を明確にしておくことで、アプリ開発の成功に繋がりやすくなります。また、企画段階から外注先とコミュニケーションを重ねて進めるケースもあります。アプリやシステム開発の知見がある社員が自社にいなければ、早いうちからプロに相談しておくと安心です。
本記事を参考に「ネイティブアプリ」「アジャイル開発」など、アプリ開発に関連する言葉を把握しておくのもいいでしょう。打ち合わせがスムーズになったり、アプリ開発に対するイメージがつきやすくなったりするメリットがあります。
アプリ開発を外注することは、品質や効率といった面から多くの利点があります。中には「外注すればコストがかかる」と、予算を気にする声もあるかもしれません。しかしプロによって効率的に開発を進めることで、結果的に時間や費用を節約できる可能性もあります。アプリ開発について検討中の方は、外注を選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
ハイブリッドテクノロジーズは、日本国内におけるエンジニア不足や、開発・管理業務のコスト高に悩んでいる企業の課題を解決します。
アプリ開発の企画をする前に、ビジネスゴール、市場環境や競合企業の調査、規制について考慮することが必要です。企画書を作成する段階では、ユーザーに提供すべき価値、アプリの内容と開発機能、予算と収支計画などを決めていきます。またアプリ開発をスムーズに進めるには、段階的なリリースを計画すること、アプリの容量やUI/UXを考慮することがポイントです。費用についてはリリース前の開発費用と、リリース後の運用費用がかかること、収益化できるようになるには一定の期間が必要であることを理解しておきましょう。