受託とは?委託や請負との違いについて解説

投稿日:2022.03.29更新日:2026.06.08

受託とは

受託とは、「企業から依頼された業務を引き受けること」を指す言葉です。業務を行うだけでなく、「依頼を受けて物品やお金を預かること」も受託に含まれています。

上記の意味も踏まえ、業務内容や預かる物品によって受託という言葉を冠した用語も数多く存在します。(例:受託開発・受託製造・運用受託・受託手荷物など)

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受託開発とは

上記でも挙げた受託という言葉を冠する用語のひとつ、受託開発とは「クライアントから依頼を受けてシステムやソフトウェア開発を行うこと」を指します。

アプリやソフトウェア開発を行いたくても、技術を持ったエンジニアがいなかったり、開発に必要なノウハウがない…と悩む企業も少なくありません。しかし受託開発を利用することで、開発の技術・ノウハウを持たない企業でもアプリやソフトウェアの開発が可能になります。

なお、受託開発においては「成果物を納品すること」が主な契約内容です。開発の報酬は納品された時点で発生するため、成果物の完成に期日を設けたい企業に適した契約形態となっています。報酬の支払いは、基本的に成果物の検収後とされています。報酬額や支払い時期が明確に決まっているので、予算計画を立てやすいという点もメリットです。

また、社内でエンジニアの人材確保や育成などにかかる時間や工数も削減できるので、システム開発における社内の負担を抑えることにもつながります。

受託型開発(フロー)

受託型開発(フロー)とは、クライアント企業が求める開発要件に沿って開発を進めること。開発要件があらかじめ決まっているため大幅な軌道修正が無く、リリース日から逆算したスケジュールを計画できます。

受託と委託の違い

受託に似た言葉である委託の意味は、「業務を自分の代わりに企業や個人へ依頼すること」です。つまり、業務を依頼する・受けるという契約関係は受託と同じですが、委託は「依頼する側」の立場を指しているという違いがあります。

なお、委託に関連する言葉で預託という言葉がありますが、これは「金銭や物品、情報などを一時的に預けること」を指し、委託と大きな違いはありません。

受託と請負の違い

受託と似たような意味がある、「請負」という言葉も存在します。どちらも企業から依頼された業務を引き受ける行為を指す言葉ではありますが、契約内容や報酬が発生する仕組みは異なります。

受託は「依頼を受けて業務をこなした分だけ報酬が支払われる」のに対し、請負は「依頼を受けて作成した納品物に対して報酬が支払われる」という仕組みです。そのため、請負の場合は契約が成立した時点で依頼された通りの成果物を納品する義務があります。

また、請負ではクライアントへ成果物を受け渡した後も一定期間の瑕疵担保責任が生じます。成果物の内容を保証する責任を抱えることになるため、受託よりも単価が高く設定される傾向にあります。

外注業務で使用される契約形態

準委任契約

契約義務 特定の業務を行うこと
向いている業務 ・アプリやソフトウェアの開発
・ホームページの保守運用
・アプリやソフトウェアの動作テスト
・事務作業 など
報酬 受任者の労働時間や工数など

準委任契約とは「特定の業務を行うこと」を約束する契約形態で、業務を依頼する側は「委任者」、依頼を受ける側を「受任者」と呼びます。

成果物の納品を求めない業務における、労働力の確保を目的としている場合は準委任契約の締結がおすすめです。なお、準委任契約の業務は「法律に関わらないこと」が前提です。法律に関わる業務の契約は、「委任契約」と呼ばれます。

報酬に関しては、受任者の労働時間や工数などに応じて発生します。

業務を遂行していく過程の中で、優先順位の変更などを許容しながら業務を進めていけるメリットが大きく存在しているため、最近では主流な契約形態として認識されています。

また、契約内容はよく確認する必要があります。成果物の納品や精度を「保証する義務がない」という契約内容になっているケースもあります。その上で、双方合意のもと、修正まで責任を持つような契約内容にすれば開発案件においても運用が可能でしょう。

派遣契約と似ていますが、派遣契約は雇用主である派遣会社が業務の管理を行うのに対し、準委任契約は受任者が自由に業務を管理できるという違いがあります。

SES契約

契約義務 特定の業務を行うこと
向いている業務 ・ホームページの保守運用
・システムやソフトウェアの開発
・アプリやソフトウェアの動作テスト
・システム開発の要件定義 など
報酬 受任者の労働時間や工数など

SESとは、「システムエンジニアリングサービス(System Engineering Service)」の略称です。契約形態としては準委任契約とほぼ同じですが、業務内容はITに関連したものに限られます。そのため「システムエンジニアに用いられる準委任契約」と認識すると良いでしょう。

エンジニアを自社で雇うのではなく外部の人にIT関連の業務を任せたい場合、エンジニアを抱えた企業から派遣してもらったうえでSES契約を結ぶことになります。なお、派遣されたエンジニアは委任者側のオフィスに常駐して業務を行うことが一般的です。

なお、準委任契約と同様にSES契約を結んだエンジニアには成果物や業務の結果に対して保証する義務はありません。報酬もエンジニアの労働時間や工数などに応じて発生します。

「システムを導入したい」という目的よりも、「必要な人数や開発期間に応じてエンジニアを確保したい」という場合に向いている契約形態です。

請負契約

契約義務 ・特定の業務を完了させること
・成果物を納品すること
向いている業務 ・アプリやソフトウェアの開発
・システムのプログラミング
・WEB制作
・広告制作           など
報酬 ・完了した業務
・納品された成果物

請負契約は、「業務の完了」や「成果物の納品」を約束する契約形態です。契約にて定めた期限までに、特定の範囲の業務を完了させるか成果物を納品してもらうことで報酬が発生します。

何をもって完成とするのかが曖昧な仕事について請負契約を結ぶ場合は、委任者・受任者の間に認識の齟齬が生まれないよう事前に細かく取り決めを行いましょう。

アプリ開発やソフトウェア開発の場合でも請負契約をするケースが多々ありますが、仕様や要件を事前に固めておくなど、認識の齟齬が産まれないようになっていることが前提です。注意しましょう。

請負契約は完了した業務や納品された成果物に対して報酬を支払う契約形態なので、依頼する側は請負側に業務や製作過程について指揮命令することはできません。ただし請負側には、業務の結果や成果物のクオリティを保証する義務があります。

ハイブリッドテクノロジーズの提供サービス

ハイブリッドテクノロジーズは、高い品質管理のもと、アプリケーション開発、システム開発の設計、デザインなどの上流工程から開発、運用、保守に至る全ての工程をトータルでご提供することで、クライアント企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進をサポートいたします。

お客様の要望に合わせて、アジャイル開発やウォーターフォール開発等の開発手法やラボ(ストック)型サービスや受託(フロー)型サービスを柔軟に組み合わせて対応させていただきます。

アジャイル開発ご希望のお客様】
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ハイブリッドテクノロジーズが選ばれる理由

01 ビジネス設計〜実装・保守までワンストップで提供できるサービス体制
既存サービスの変革や新規サービスを成功を導くための顧客体験発想による設計からプロジェクトをスタートし、MVP開発を通して顧客のビジネスグロースを一緒に共創していくサービスを提供します。

02 UCS(ユーザー中心設計)によるUI/UXデザイン
実際にそのサービスを使うユーザーを調査、分析しながら、人間中心設計を元にデザインを行なっていきます。

03 スピード感をもった開発体制の構築
要件定義で定めた機能の中から優先度の高い重要なものから、アジャイル・スクラム開発を用いて開発することでサービスインまでの期間を短縮。素早いリリースを実現し、機能の追加などのブラッシュアップを行います。
ベトナムにおける日系No1*1という知名度の高さと20,000人以上*2の候補者リスト*2を元に必要な人員リソースの確保が可能なため、スピード感をもった開発の実行が可能です。

04 累計290社の顧客のプロダクト開発実績
当社が創業以来、豊富なシステム開発・アプリ制作の実績があり、それらを通じて蓄積した知見やノウハウを持ち合わせています。企画段階から要件定義・デザイン・開発まで担当し、プロジェクトを成功に導きます。

05 低コストかつ自由度の高い開発
フルスクラッチ開発とパッケージ開発のいいところどりを実現。 フルスクラッチ開発だとコストが上がる傾向にありますが、当社はベトナムのリソースを活用することでコストを抑えられます。
また、パッケージ開発だと自由度が失われる傾向がありますが、当社はスクラッチ開発で顧客予算に合わせて、スコープを見定めながら、進めることができるので、低コストで自由度の高い開発が実現できます。

06 国際標準規格に則った品質管理体制
情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO9001」、「ISMS(ISO/IEC270001)」、ソフトウェア・テストの国際規「ISTQB Platinum Partner」の認証を取得しており、国際標準規格に則った品質管理体制を提供しています。

  1. 株式会社マイナビが運営するベトナムITエンジニア専門の求人サイトITviecは、給与・教育・マネージメント・企業文化・オフィス環境の観点から、Best Companyを選定。Hbrid technologies Vietnam Co., Ltdは、2019年と2020年に、日系企業で最高位に選出されました。
  2. 過去の当社へ応募頂いた開発候補者のリストです。応募のタイミングでリクルートシステムに登録し、常にそのリストから候補者へのリサーチできる体制を持っています。

システム開発の成功事例

システム開発での成功事例をご紹介します。

外国人の方の利用に特化した就職・進学ポータルサイト(株式会社GIG)

詳しい情報は開発実績ページへ

サービス内容

外国人の方の利用に特化した就職・進学ポータルサイト

サービス上の課題/目指したいサービス

課題
今まで運用していたサイトが古く、メンテナンスが困難な状況だったことに加え、手作業で行っている部分が多くあるという背景からフルリニューアルで刷新することが課題であった。

目指したいサービス
今回開発する外国人向け就職・進学ポータルサイトにより、管理側および利用ユーザーにおいて以下の価値の提供を可能にすること。
・管理側は、アカウント情報の管理をシステム化し業務効率化を図ることができること。
・利用ユーザーは、多言語に対応した的確な情報をもとに就職・進学の手厚いサポートが受けられること。

クライアントの課題/要望

・開発部分のリソースが不足している
・予算やスケジュールに柔軟に対応していきたい

当社を選択していただいた理由

当社の幅広いリソースとスピード感を持った開発体制を評価いただいたこと

当社ご提案内容

外国人向け就職・進学ポータルサイトの開発
デザインや設計といった上流部分は、GIG社を中心に担当し、実装フェーズに移った際、円滑なスタートができるよう要件定義フェーズの一部において、日本人PMをアサインし、サポートしました。
実装フェーズではGIG社のライブラリを活用しつつ、ベトナムBrSEを中心にバックエンド、フロントエンドの開発を行いました。

まぐまぐ!リーダーアプリ (株式会社まぐまぐ)

https://www.mag2.com/app/reader/

詳しい情報は開発実績ページへ

サービス内容

まぐまぐ!で登録したメルマガコンテンツとまぐまぐ社が運営するメディアを手軽かつシームレスに閲覧できるスマートフォンアプリ「まぐまぐリーダー」

サービス上の課題/目指したいサービス

課題
メルマガはメールのみ、メディアもそれぞれ独自のWebを持っているためユーザービリティが良くない点

目指したいサービス
まぐまぐ!で登録したメルマガコンテンツとまぐまぐ社が提供する4つのニュースメディアを横断して手軽かつシームレスに閲覧できるサービス

クライアントの課題/要望

・新規アプリ開発リソースの不足

当社を選択していただいた理由

内製での開発リソースを保持されていないことと、当社の幅広いリソースとスピード感を持った開発体制が、まぐまぐ様の開発ニーズに合致したため、当社を選ばれました。

当社ご提案内容

ラボ型(ストック)開発+保守にて提案
1.メルマガやニュースメディアといった多様なユースケースに、細やかに対応する開発体制

メールマガジン配信プラットフォーム事業の理解と学習から始まり、要件定義・設計・開発までをアジャイルスクラム開発で担当し、1週間ごとにクライアント様と成果物のレビュー会を行うことで、フィードバックを早いサイクルで受けることで、ユーザーの期待を超える価値体験を追求いたしました。 記事を読むという観点ではニュースサイトなどのメディアに分類されるサービスではありますが、既存の媒体がメールであるためにユースケースには多様性がありました。

2.毎日読む情報収集アプリとしてのファインダビリティとユーザービリティを考慮したUX・UI設計

メールアプリで閲覧するものだったメルマガをスマートフォンアプリで軽快に閲覧できる機能と、まぐまぐ社が提供する4つのニュースメディアを横断して閲覧できる機能を両立しつつ、スムーズに情報収集を行えるUX・UI設計を行いました。メインペルソナである多忙なサラリーマンの方の情報収集アプリとして、短時間での閲覧でも読みやすい視認性や可読性を重視した白基調の配色とタイポグラフィの設定を行い、ボタン類のアクション要素は見落とされない配色設計や、押しやすいサイズ設計、リアルタイムデータベースを使用した同期的な処理、まとめ読みや読み返しが快適にできるようにローカルデータベースを使用したオフラインファーストな設計をすることで既存サービスのユーザー体験をスマートフォンアプリでも損なわないように配慮しました。

Fimple Credit (H.I.F.株式会社)

https://www.hifcorp.co.jp/fimple-credit/

詳しい情報は開発実績ページへ

サービス内容

与信における企業信頼度を可視化するWEBサービス

サービス上の課題/目指したいサービス

課題
難解な債権回収リスクの与信判断を、AIを活用して効率化・高精度化できるかという点

目指したいサービス
H.I.F社が独自に収集したデータを元に各企業の与信における信頼度をスコア化し、Web上で手軽に検索・確認することを可能にするサービスを目指しました。

クライアントの課題/要望

・開発リソースの不足

当社を選択していただいた理由

別案件での提案の際のデザイン案が非常に良かったことがあり、短納期の中でも充分に任せられるスピードとクオリティと判断頂き、当社を選ばれました。

当社ご提案内容

ラボ型(ストック)開発にて提案
密なコミニケーションで最適な上流設計を提案
デザイン作成と合わせて画面遷移図と、各画面の要件定義資料の作成を実施。開発フェーズを担当するベンダーへの詳細説明まで弊社が行うことでお客様のシステム開発全体が滞りなく進むよう配慮いたしました。 また短納期ということもあり、お客様からフィードバックをいただく機会を通常以上に密に設けました。早い段階での問題発見・方向修正を心がけ、最適なユーザー体験をクライアント企業様と一緒に、練り上げることができました。

Web 相談予約システムの新規構築(大手物流会社)

詳しい情報は開発実績ページへ

サービス内容

窓口相談を事前に予約できるWebアプリ
窓口での相談日時を利用者が事前に予約できるようにし、企業と顧客双方にとって利便性を向上するWebアプリの開発案件です。

サービス上の課題/目指したいサービス

課題
利用者からの問い合わせは、常に窓口で対応している背景があり、
窓口で順に受け付けていたが、待ち時間が長く、顧客から不満の声が上がっていた。

目指したいサービス
・顧客の利便性(満足度)を向上すること。
・システム導入の周知により金融相談業務の認知度を向上させること
・システム導入による効率的な要員配置を目的として、顧客がWeb 上で事前に金融商品に関する相談日時を予約できるシステムを新たに構築すること

クライアントの課題/要望

・社内で開発体制を保持していないこと
・Salesforceを業務の基幹システムとして利用されているため、Saleforceでの機能開発が必須
・金額をミニマムに抑えながら安定的な運用を実現したい

当社を選択していただいた理由

・日本国内での開発より大きな価格メリットがあったこと

当社ご提案内容

受託型開発(フロー)にて提案
1.Salesforceを活用し、ミニマムコストでスピード感を持った機能開発

Salesforceを活用することで0からインフラを構築せずに素早く開発環境を作成することが出来ます。Salesforceの標準機能を基に必要な機能をカスタマイズして開発することで、スピーディな開発〜実装を可能としました。

2.プログラム実装前にプロトタイプ作成し、スピードを保ちつつ認識ギャップを防止

プログラム実装前にプロトタイプを作成することで、リリースというゴールまでスピード感を保ち、的確にコミュニケーションをおこないながら、認識ずれが生じないよう努めました。

3.Salesforce準拠のセキュリティ基準を担保

開発と合わせ、Salesforce準拠のテストコードを作成し、テストを実施することで、リリース後の不具合が発生しにくく、運用保守コストも抑えることができます。またすでにクライアント様が使用されているSalesforceの機能拡張のため、セキュリティー面は今までと同様のものが担保されます。安心感を持ってシステムをご使用いただき、クライアント様、エンドユーザー様双方からご好評いただいています。

まとめ

外注業務においてよく用いられる言葉「受託」とは、企業から依頼された業務を引き受ける行為のことを指します。似た言葉の「委託」は業務を依頼すること、「請負」は業務の完了や成果物の納品を約束すること、と覚えておきましょう。また、外注業務における契約形態もさまざまな種類があります。似たような意味に見えても、向いている業務内容や報酬が発生する仕組みは異なるためそれぞれの違いをよく理解することが大切です。

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